【地下2階 企画展示室】で~10月20日(日)まで開催。
標題館には珍しく、無料というのも有り難い。
ではあるものの昨日~今日の台風の余波で
開館が13時~に後ろずらされたため、会場内はそこそこの入りになっている。
もっとも、同展だけではそこまでの集客になるとは思えず
同時開催の”あそびのじかん”からの流れもそこそこあるのだろうと
客層を見て見当を付ける。
入っての直ぐのスペースの『今和泉隆行[地理人]』の展示にまずは仰け反る。
架空の都市である「中村市(なごむるし)」の、地図、賃貸アパートの物件一覧、
コンビニのビニール袋、はては粗大ゴミの処理用シールまで、
微に入り細を穿ち作成されている。
多くの人は「渋谷かな「池袋かな」などと言いながら見入っているけど、
たしかに各人の記憶にある街にかすった在り様だよね。
『サトウアヤコ』はどうやら【深川・清澄白河】の出身らしい。
昔の写真や地図、そして往時を知る人にインタビューをし
編年で土地のささやかな記憶を呼び起こす試み。
色んな場所で試みているのだろうけど、
これも掛かる労力は途方もないものだろう。
それ以外にも、収蔵品の中から
日本全国の砂を瓶詰にし、薄い色から濃い色まで並べた
『栗田宏一』のお馴染み〔ソイル・ライブラリー〕なども。
フライヤーには「周辺のMOTスポット7箇所にも」展示がある旨
記載されてるけれど、何れもが商業施設なのね。
入るにはやや勇気が必要かも。