RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

ジョン・ウィック:パラベラム@TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2019年10月6日(日)

封切り三日目。

席数342の【SCREEN2】の入りは九割ほどと盛況。

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ホント、アメリカ人は、
この手のオハナシが好きなんだなと改めて思う。

IMDb」の評価は7.6、「Metascore」でも73。

そして次作に繋がらないとどうにも収まりが着かない雲行きが
そのことの証だろう。


予告編もきちんと見ていれば、
ストーリー展開ですらおおよそは読めてしまう。

実際、本編は、事前予想を大きく裏切らない流れ。

捨てる神あれば拾う神ありで、過去に与えた恩恵を
命を顧みず返そうとする味方も何人か現れ
主人公は再び立ち上がる。


もっとも、シリーズが長くなるに連れ
「少年ジャンプ」でままある 強さのインフレーション はここでも。

敵が次々と強大になり、『ジョン・ウィックキアヌ・リーヴス)』も
それに合わせる様に強さを増して行く。


が、本作での見所は、そういったありがちな脚本の展開ではなく
連続して繰り出されるアクションの凄さに尽きると断じてしまう。

できるだけカットを割らずに、一連のものとして撮られたそれは
驚嘆の一言。

たぶん全編の半分以上をアクションの時間に割いているため、
(結果は判っているものの)心臓のバクバクが止まらない。


バイクを使うシーンでは、いったいどうやって撮影したんだろ?!と
目を見張ること間違いなし。

馬を騎乗だけでなく凶器として使う、あまつさえ犬も同様に、などと
繰り出されるアイディアの斬新さにのけぞり続ける。

そしてその何れにも、ギャグのセンスが散りばめられ、
手に汗握りつつも、思わず笑いが口からこぼれてしまう。


評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。


主要な人物の二人が出演している〔マトリックス〕シーリーズからの借用もちらほら。

そしてスタッフは日本文化が好きなんだろうなと思わせるエピソードも多数。

それらをひっくるめて、何やかやと言って、次作を期待している自分がいる。