RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

アヴァンギャルド画家たちの東京@板橋区立美術館 2019年10月5日(土)

改装されてからは初めての訪問。

外装も、勿論館内も、造作は変わらないものの
かなり綺麗になっている。

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ではあるものの、翻っている幟の文言は
あいも変わらず脱力系。

 

このギャグが判る年代は相当に高齢だと思うんですけど。


脱力と言えば、本館が位置する公園外郭の草むらに
山羊が一頭繋がれており、時として「め~~~」と鳴き声を上げている。

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雑草を刈る為に山羊を使うとの話を聞いたことはあるけれど、
たった一匹じゃあたかが知れているだろうにと思う。

それとも他に目的があるんだろうか?


閑話休題、美術のハナシだった。

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標題展は明日が最終日。

www.itabashiartmuseum.jp

改装により展示スペースも増した感じで、
計九十点ほどが並んでいる。

とはいうものの、半分以上は過去に同館で拝見した記憶のある作。


ただ、戦前~戦中~戦後と、添えられたキャプションを頼りに観て行けば
抑圧された中にも、レジスタンスに思える表現を感じ、
戦後には囲って来た思いが一気に爆発する。

こんな時代は二度と繰り返しちゃいけないと
改めて考える反面教師にも似た会だな。