”雲と息つぎ-テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編-”と書かれている。 何のことか良く判らん?と思いながら会場に向かえば、 げ!入り口が工事中のようになっている。 近づいてみれば、向かって左手に進めとの指示のよう。 急場つくりの階段を…
当該館も含め界隈のギャラリーは常に比べやたら人が多いなと思っていたら、 「アートウィーク東京」なるイベントが2~5日で開催されていたのね。 なるほど~。 標題展は「第八次椿会」出展作家の作品を総覧できる機会。 なので一人当たりの作品数はさほど…
恒例のチャリティオークションもはや四回目。 平面と立体は入札制。(ほぼ)全員が出しているドローイングは抽選制とのこと。 今年のお題は再生プラスチックとのことで、平面にしろ立体にしろいずこかに素材として取り込まれている。 またそのプラスチックも…
類似の企画は、名称は違えども過去にも有った記憶。 地方自治体や教育機関、企業とのコラボレーションの成果発表と週末を中心にワークショップ等も予定されているとのこと。 【本館 展示室3・4】の広いスペースにそうして生み出された作品や結果の報告が所狭…
封切り三日目。 席数142の【SCREEN1】の入りは六割ほど。 本年7月11日の「トランスジェンダー職員の女性トイレ利用制限」についてのあるいは10月25日の「性別変更の手術要件」についての最高裁判決からも分かるように、この国での「LGBT」への見方も…
封切り三日目。 席数240の【SCREEN7】の入りは二割ほど。 原作者の『五十嵐律人』は現役の弁護士と聞く。 本作での描写がどの程度、彼の体験を反映したものかは分からない。とは言え、ある程度はそれを踏まえたものになってはいるのだろう。 そう勘案した…
期間は明日が最終日。 例年開催されているので「日本画・彫刻 過去から未来へ」との副題はそのまま、”公益財団法人芳泉文化財団 文化財保存学日本画・彫刻研究発表展”も今年で六回目。 年々、来場者は増えているようにも感じられる。 成果発表との形式ではあ…
令和五年度は第四期までが予定されており、そのうち三期目にあたる本展。 会期は~11月31日(木) までで、おわすのは高月町柏原 八幡神社蔵の〔薬師如来立像〕。脇仏として〔日光菩薩立像〕〔月光菩薩立像〕がシンメトリーな造形で両側に配されている。 平安…
「ADC」による今年も国内のアートディレクションを総覧できる絶好の機会。 が、不思議なことに今回は他所でも観たことがある作品がかなり多目。 一例として、〔静岡市「静岡市プラモデル化計画」の環境空間〕。 市場八割シェアの出荷量を誇る一大産業を上…
「第8回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展 大賞受賞作家」と書かれている。 和紙を使った作品、皮を使った作品、陶を使った作品、と素材は様々なれど共通して薫るのは古墳時代を彷彿とされる土俗さ。 また、『N氏』が調査発見したという「リンジン」なる未知…
「綴プロジェクト作品展」と書かれている。 「綴プロジェクト」とは「文化財の高精細複製品を展示する作品展」とのこと。 で、これは素晴らしい企画と言い切ってしまう。 勿論、並んでいるのは高精細とは言え複製品。とは言え、その精細さが尋常ではない。 …
タイトルは”Salt and Tears”。 相撲に情熱を注ぐ女子を追った物語、と書かれており、なるほど土俵には塩と泪と、そして汗が染みこんでいるだろう。 被写体は女性力士の『阿部なな』。けいこ場での、試合会場での、真剣で力強いまなざし。そして彼女を支える…
被写体は「ウルトラセブン」。タイトルに「55 years of ULTRASEVEN Inheritance」とあるように今年が放送開始55周年だという。 個人的にはリアル体験の世代。が、幼心には前作に比べるとかなり小難しかった印象。 まぁ今となって知恵も付き、その頃のスタ…
写真展のタイトルは”ヴェルサイユ宮殿”。 『ルイ14世~16世』の居城として使われ、栄華としかし滅びの歴史を今尚伝えている建造物。 副題に「In Praise of Shadows」とも付されているように並んでいる写真の全てはモノクローム。 添えられているキャプシ…
本日初日。 席数532の【CINE8】の入りは七割ほど。 109シネマズのプレミアムシートよりも標題館の「7.1ch LIVE ZOUND×RGBレーザー」を選択。 通常料金で大スクリーン、且つ音響重視ならベストセレクションかと。 とりわけ、このようなSF作品に於いて…
今年もこのイベントがやって来た。 例年楽しみにはしているものの、コロナの影響で開催されなかった期間や個人的な都合で行けなかった年もありで実に七年ぶり! 貼られているポスターを見かけ、日時調整の算段をつける。 フェスタそのものは12時~開始もプロ…
何週か前の「NHK 歴史探偵」は江戸時代の「旅」を取り上げていた。 本展で並べられているのは、まさしくその時に紹介された旅の小物やその様子の数々。 タイトルは400年の長きを示しているものの、展示内容は幕末~明治維新期に収斂しているので、余計…
封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは五割ほど。 自身が監督/脚本を務めた〔ぼくたちの家族(2014年)〕〔茜色に焼かれる(2021年)〕〔アジアの天使(2021年)〕で、家族のありようを描いてきた『石井裕也』がここでもやや風変りなカタチを提…
封切り二日目。 席数542の【SCREEN5】の入りは二割ほど。 オヤジ且つ不死身といえば〔ドント・ブリーズ(2016年)〕を、特殊工作員といえば〔Mr.ノーバディ(2021年)〕を思い出す。 前者は『ノーマン』、後者は『NOBODY』とされているのも象徴的。 しか…
【陳列館2階】のみの展示、且つ期間も10月20日(金)~26日(木)の僅か一週間と極短。 「大学院 保存修復日本画研究室」の主催も並んでいるのは修復品ではなく個々の創作。 二十六点ほどの中には院生のみならず教授や講師等のものも。 浮世絵に描かれてい…
「東京工芸大学創立100 周年記念展」とされておりモノクロ写真を主体に八十点ほどが並ぶ。 作者の代表的なシリーズから各々数点をセレクション。もう少し規模が大きければ、さながら大回顧展。 以前に観た作品が多いものの、やはり目が行くのは『加賀まりこ…
「TOKAS Project Vol. 6」とも書かれている。 【1階】【2階】【3階】の全ての入り口に標題の共通タイトルと作者名を記したプレート。 同館では、嘗て無かったと記憶している仕立て。 展示は『ジャン=マキシム・デュフレーヌ&ヴィルジニー・ラガニエール…
一般の入場料は100円。 自分の『芥川』体験は父親が買い与えてくれた〔芥川龍之介名作集〕。「偕成社」の「(少年少女向け)現代日本文学全集」ながら〔地獄変〕や〔海のほとり〕〔河童〕までもが収録されており、ホントに子供向け?と、今となっては思う。 …
封切り三日目。 席数226の【SCREEN5】の入りは四割ほど。 「おまえの罪を自白しろ」と言われたとき、自分ならどう答えるだろう。 極めて難しい問題なのは、罪の意識は人それぞれで濃淡あり。例えば「いじめ」の常習者が、そのことを罪に感じているかは問…
封切り三日目。 席数226の【SCREEN5】の入りは八割ほど。 実際に起きた事件の映画化も最近ありがちなその旨の提示はなし。 底本もあるようで『デヴィッド・グラン』によるノンフィクションのタイトルの邦訳は〔花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件と…
封切り二日目。 席数407の【CINE11】の入りは三割ほど。 〔ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年)〕を監督した『ギャレス・エドワーズ』の新作はそれを凌駕するほどの渾身の一本。 男女の、親子の、人種の愛情を主体に世界を覆う偏狭な覇…
標題展の後期。 会期は10月7日(土)〜29日(日)。 今回も記憶に残っているのはやはり好みの作品とのことで、『石川総一郎』の〔春〕や『吉積惟代』の〔距離〕の前で足が留まる。 財団ののHPも、 もっと多くの作品を掲載してくれれば良いのに・・・・。
@新橋の「G8」+「ガーディアン」⇒「BUG」で@グラントウキョウサウスタワー一階に移転オープン。 駅直ぐなのに加え、日曜日も営業しているのは有り難い。雨の日も濡れずに辿り着けるし。 ギャラリー以外にも、カフェやワークショップのスペースも。 訪…
封切り三日目。 席数142の【SCREEN1】の入りは三割ほど。 路上Liveで日銭を稼ぎ半分ホームレスのような生活をする『キリエ/小塚路花(アイナ・ジ・エンド)』と、目を掛けてくれる男の間を渡り歩いて暮らす『イッコ/一条逸子/広澤真緒里(広瀬すず)』の二…
封切り三日目。 席数107の【CINE1】の入りは二割ほど。 自身が話の中心でないと気が済まない人間は確かにいる。 が、当意即妙の受け答えや話題の豊富さが無ければ次第に会話から離れて行ってしまうのは自明の理。 本作の主人公はまさしくそうした女性。自…