RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

#映画レビュー

ワース 命の値段@チネチッタ川崎 2023年2月25日(土)

封切り三日目。 席数244の【CINE7】の入りは六割ほど。 我が国於いても、「命の値段」の算定は日々行われており、裁判であれば、損害賠償金として示されるし、保険でもそれは同様。 もっとも金額は法律で規定されているわけではなく、年齢や年収等を勘案…

少女は卒業しない@チネチッタ川崎 2023年2月23日(木)

本日初日。 席数129の【CINE2】の入りは七割ほど。 自分としてはたぶん二度目の体験だったのだが、機器トラブルにより上映開始が数分遅れるトラブルあり。 時間になっても館内の灯かりが消えず、却って明るくなるので訝っている時に係員さんからの説明。 …

ボーンズ アンド オール@109シネマズ川崎 2023年2月18日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは五割ほど。 『ティモシー・シャラメ』目当ての女性客が多いかと思いきや、半数以上が男性との構成はやや意外。 今回の「同族」は一風変わった特徴を持つ。ただ大括りでは「カンニバリズム」に分類して良い…

対峙@TOHOシネマズシャンテ 2023年2月12日(日)

封切り三日目。 席数224の【シャンテ-1】の入りは七割ほど。当該館では珍しく客が入っておらず、やはり内容が地味目な為かとも思ったり。 〔おとなのけんか(2011年)〕では子供の喧嘩の後始末に加害者と被害者双方の両親が乗り出したために、却って収拾…

バビロン@チネチッタ川崎 2023年2月11日(土)

封切り二日目。 席数284の【CINE5】の入りは四割ほど。 『デイミアン・チャゼル』の新作は観終わって、ああ、これは主に二つのテキストに拠っているのだろうなとの感想。 舞台となるのは「トーキー」の嚆矢とされる〔ジャズ・シンガー(1927年)〕が公開…

#マンホール@TOHOシネマズ川崎 2023年2月11日(土)

封切り二日目。 席数542の【SCREEN5】の入りは一割ほど。 まぁ、主演俳優目当ての人はこの後の舞台挨拶付きの回に行くだろうから、この入りはある意味納得。 結婚式の前日に、会社仲間からのサプライズパーティ。気分良く酩酊し、ややふらつく足取りで帰…

スクロール SCROLL@TOHOシネマズ日比谷 2023年2月5日(日)

封切り三日目。 席数98の【SCREEN2】の入りは七割ほど。 青春の蹉跌と再生を描いた群像劇は多い。 直ぐにでも思い出せる近作は、〔ちょっと今から仕事やめてくる(2017年)〕〔明け方の若者たち(2021年)〕〔花束みたいな恋をした(2021年)〕あたり。 仕…

ノースマン 導かれし復讐者@TOHOシネマズ シャンテ 2023年1月22日(日)

封切り三日目。 席数224の【シャンテ-1】の入りは九割ほど。 鑑賞前の興味・関心は大きく二つ。 一つは〔ウィッチ(2015年)〕〔ライトハウス(2019年)〕で、小さな共同体の「内部崩壊」を描いた『ロバート・エガース』がより大きな(とは言え、実際は…

母の聖戦@109シネマズ川崎 2023年1月21日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは五割ほど。 メキシコでは実際に、このような誘拐ビジネスが横行しているのだと聞く。その意味で本作は、一種の「実話」と言えるかもしれない。モデルとなった「母親」もいるようで、エンドロールの直前に、…

ヒトラーのための虐殺会議@チネチッタ川崎 2023年1月21日(土)

封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは三割ほど。 ナチス政権下のドイツで1942年に開催された「バンゼー会議」の始終。 そこには政府の高官十五名が集まり、「ユダヤ人」の対応につき協議。 しかし、その場の面々『ラインハルト・ハイドリヒ』『…

SHE SAID シー・セッド その名を暴け@TOHOシネマズ日比谷 2023年1月15日(日)

封切り三日目。 席数120の【SCREEN8】は満員の盛況。 こんな社会派ドラマが混むことは意外も、もっと広い小屋を割り当てれば良かったのに、とこれは興行サイドに立った思い。 〔スキャンダル (2019年)〕では「FOXニュース」の経営トップ『ロジャー・…

映画「イチケイのカラス」@TOHOシネマズ川崎 2023年1月13日(土)

封切り二日目。 席数158の【SCREEN3】の入りは七割ほど。 ドラマ版は未見。しかし、通して見た人からは「随分と面白かった。映画化の企画は納得」との反応。 ならば、と足を向けた訳だが・・・・。 冒頭からテンポよく、今回の主人公である『坂間千鶴(黒…

そして僕は途方に暮れる@TOHOシネマズ川崎 2023年1月13日(土)

封切り二日目。 席数542の【SCREEN5】の入りは一割ほど。 もっともファンの人達は、舞台挨拶中継付きの回に行くだろうから、それが無い時の入りの悪さは、取り立てて不思議ではない。 自分達の世代であれば当該タイトルは『銀色夏生』の歌詞、『大沢誉志…

ドリーム・ホース@チネチッタ川崎 2023年1月9日(月)

封切り四日目。 席数154の【CINE9】の入りは五割ほど。 実在の競走馬「ドリーム・アライアンス」を題材にした物語りとのことだが、過去にもこのカテゴリーには感動作が多い。 競走馬を扱ったものなら見た目が悪く生まれたにもかかわらず引退後は種牡馬に…

恋のいばら@TOHOシネマズ日比谷 2023年1月7日(土)

封切り二日目。 席数98の【SCREEN6】の入りは三割ほど。 直近で観た『城定秀夫』の三本〔ビリーバーズ〕〔夜、鳥たちが啼く〕の中では本作がもっとも出来が良いとの感想。 先ず、同監督の特性である女優の使い方の巧さが更に洗練。 露出度は低めも『玉城テ…

かがみの孤城@チネチッタ川崎 2022年12月30日(金)

封切り七日目。 席数154の【CINE9】の入りは八割ほど。 客層は老若男女幅広く、幼稚園児くらいの女のを連れたお母さんが居たのにはさすがに驚く。 珍しく原作既読。 なので文庫でも八百ページ近い長編を二時間の尺に納めるには、相応の整理が必要だろうと…

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター@109シネマズ川崎 2022年12月29日(木)

封切り二週目。 席数458の【シアター7】の入りは八割ほど。 前作に引き続き「IMAXレーザー3D」での鑑賞。このシリーズについては、それだけの入場料を払う価値があるとの認識。 「3D」は「IMAX」で観るのがベストと勝手に思っている。幾つか他の劇…

ケイコ目を澄ませて@109シネマズ川崎 2022年12月27日(火)

封切り十二日目。 席数72の【シアター10】の入りは満席。 小さい箱ながら平日の昼間にこれは凄い。近隣での上映は無く、更に一日一回のみとの条件を差し引いたとしても。 99分尺の小品。 なによりも予告編のトーンが微妙なので鑑賞を迷っていた。 封切り…

夜、鳥たちが啼く@チネチッタ川崎 2022年12月11日(日)

封切り三日目。 席数138の【CINE3】の入りは二割ほど。 そのタイトルから、てっきり件の鳥は「墓場鳥」との別名もある「小夜啼鳥=ナイチンゲール」ではと思っていた。その方がなんとなくのおどろおどろしさもあるし。 ところが何のことはない、映し出さ…

ラーゲリより愛を込めて@TOHOシネマズ日本橋 2022年12月10日(土)

封切り二日目。 席数110の【SCREEN2】はほぼほぼ満員の盛況。 冒頭、「事実を基にした物語り」であるとの提示が。 原作は『辺見じゅん』による〔収容所(ラーゲリ)から来た遺書〕で「大宅賞」と「講談社ノンフィクション賞」のダブル受賞と聞く。 映画化…

あのこと@109シネマズ川崎 2022年12月4日(日)

封切り三日目。 席数118の【シアター5】の入りは五割ほど。 2022年度ノーベル文学賞を受賞したフランス人作家『アニー・エルノー』の小説〔事件〕を基にした、とエンドロールで触れられる。 劇中の主人公は1940年の生まれとの設定で、作家本人も同年…

マッドゴッド@チネチッタ川崎 2022年12月3日(土)

封切り二日目。 席数138の【CINE3】の入りは九割ほど。 2021年公開の〔JUNK HEAD〕でも天上から降りて来たモノが騒動を巻き起こす。 それは本作とて例外ではないし、不思議なコトにそれ以外の点でもかなり近似のテイストを感じる。 グロテスクなクリ…

月の満ち欠け@109シネマズ川崎 2022年12月3日(土)

封切り二日目。 席数172の【シアター4】の入りは八割ほど。 『東野圭吾』原作による〔秘密(1999年)〕は印象的な一本だった。 亡くなった妻の意識が、高校生の娘に宿り、しかし次第に元々の娘の意識が交互に現れるようになり、やがては・・・・との流れ…

グリーン・ナイト@TOHOシネマズシャンテ 2022年11月26日(土)

封切り二日目。 席数224の【シャンテ-1】は満席の盛況。 「アーサー王伝説」は西洋の人々には膾炙しているフォークロアも本邦ではやはり仔細に知る人は過少では。 かくいう自分も「魔術師マーリン」や「騎士ランスロット」または「聖杯」等の概略は認知…

母性@チネチッタ川崎 2022年11月23日(水)

本日初日。 席数244の【CINE6】の入りは八割ほど。 『リチャード・ドーキンス』は〔利己的な遺伝子〕の中で遺伝子の振る舞いについて書く。 生物は遺伝子の乗り物(ビークル)であり、自己の、或いは自身の属するグループの遺伝子の複製を残すための最適…

ある男@109シネマズ川崎 2022年11月19日(土)

封切り二日目。 席数246の【シアター1】の入りは三割ほど。 予告編や宣伝の惹句からは、〔嘘を愛する女(2018年)〕の類似のプロットとの受け取り。 長年連れ添い、子まで成したパートナーの突然の死が契機となりその人物の経歴が、聞かされていたものと…

ザ・メニュー@チネチッタ川崎 2022年11月19日(土)

封切り二日目。 席数244の【CINE7】の入りは三割ほど。 嘗てスペインに在った『エル・ブジ』は席数五十ほど、営業は4~10月の半年のみの三ツ星レストラン。 シーズンごとにメニューが変わるため、同じ料理は二度と出されず、客は最初に厨房に案内され、見…

あちらにいる鬼@109シネマズ川崎 2022年11月12日(土)

封切り三日目。 席数89の【シアター8】の入りは三割ほど。 居るよなぁ、特定の女性層を磁石のように引き付けるこの種の男性って。 この磁石はN極・S極のように更に二つの属性に分けられ、片方はそれに気づかず、却って周囲をやきもきさせるタイプ、もう…

窓辺にて@109シネマズ二子玉川 2022年11月5日(土)

封切り二日目。 席数155の【シアター1】の入りは五割ほど。 愛しているハズの妻の浮気を知っても、怒りや嫉妬の感情が湧いて来ない自分に戸惑う男は〔ドライブ・マイ・カー〕でも描かれたコトの発端。 かと言って、意趣返しに自身も浮気に走るでもなく、…

MONDAYS@チネチッタ川崎 2022年10月29日(土)

封切り二日目(一部劇場では10月14日~先行公開)。 席数191の【CINE10】の入りは四割ほど。 今となっては日本を代表する超大企業の会長に納まっている方も二十数年前は一介の部長職だったわけで、ご当人と酒の席で話している時に週休三日になったら何曜…