RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

岡ともみ展@資生堂ギャラリー 2023年1月29日(日)

”第16回 shiseido art egg” の第一弾は『岡ともみ』 の”サカサゴト”。 常にも増して薄暗い階段を恐る恐る降りると、踊り場には旧式の黒電話。 「受話器を上げて下さい」と書かれているのに従い耳にあてれば、さーっとホワイトノイズのような、おそらく雨音が…

Chroma Distance@POLA MUSEUM ANNEX 2023年1月29日(日)

掲示されている案内を読むと(ここ数年多くの企業でも流行っている)社内ベンチャー制度でCVCを誕生させた、と。 その投資先の一つが「TRiCERA」なる現代アートのオンライン販売を生業とする会社。 本展は同社とのコラボ企画。 いいよね、社業とは離れて…

イニシェリン島の精霊@109シネマズ二子玉川 2023年1月28日(土)

封切り二日目。 席数134の【シアター6】の入りは六割ほど。 ここでの精霊は妖精のようなものかと思っていた。奇しくも1923年は『コナン・ドイル』がお墨付きをした「コティングリー妖精事件」の頃にも近しいし。 しかし原題にある「banshee」となると…

鉄道写真家・南正時作品展@鉄道歴史展示室 2023年1月22日(日)

「蒸気機関車のある風景 西日本編」の後期で会期は1月17日(火)~3月12日(日)。 写真が撮られた地域は更に南に移り、主に九州地方と思われ。 キャプションで年を確認するとほとんどが1973年のもので短期間にこれほどの物量(勿論、シャッターチャンスもあ…

懐かしき川崎駅前展@東海道かわさき宿交流館 2023年1月21日(土)

「川崎区制50周年記念」とのサブタイトル。 五十年も前から「区制」が敷かれていたのかと驚く。 展示自体は、写真パネルとジオラマ。 写真パネルは区内各所の今と昔を並べて解説を付したもの。 日頃、訪れることが多い地区はなるほどなるほど、と頷きながら…

ノースマン 導かれし復讐者@TOHOシネマズ シャンテ 2023年1月22日(日)

封切り三日目。 席数224の【シャンテ-1】の入りは九割ほど。 鑑賞前の興味・関心は大きく二つ。 一つは〔ウィッチ(2015年)〕〔ライトハウス(2019年)〕で、小さな共同体の「内部崩壊」を描いた『ロバート・エガース』がより大きな(とは言え、実際は…

母の聖戦@109シネマズ川崎 2023年1月21日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは五割ほど。 メキシコでは実際に、このような誘拐ビジネスが横行しているのだと聞く。その意味で本作は、一種の「実話」と言えるかもしれない。モデルとなった「母親」もいるようで、エンドロールの直前に、…

ヒトラーのための虐殺会議@チネチッタ川崎 2023年1月21日(土)

封切り二日目。 席数244の【CINE6】の入りは三割ほど。 ナチス政権下のドイツで1942年に開催された「バンゼー会議」の始終。 そこには政府の高官十五名が集まり、「ユダヤ人」の対応につき協議。 しかし、その場の面々『ラインハルト・ハイドリヒ』『…

「椿絵」コレクション@UNPEL GALLERY 2023年1月15日(日)

PartⅡの会期は、1月10日(火)~29日(日)。 計十六点の展示は『小倉遊亀』『安田靫彦』が二点、『堀文子』が三点と同一画家の複数作品を見比べる楽しみ。 同様に『光琳』も二点が並んでおり、一点は日本画も、もう一点は〔硯箱〕。 『乾山』との合作作品が有名…

SHE SAID シー・セッド その名を暴け@TOHOシネマズ日比谷 2023年1月15日(日)

封切り三日目。 席数120の【SCREEN8】は満員の盛況。 こんな社会派ドラマが混むことは意外も、もっと広い小屋を割り当てれば良かったのに、とこれは興行サイドに立った思い。 〔スキャンダル (2019年)〕では「FOXニュース」の経営トップ『ロジャー・…

映画「イチケイのカラス」@TOHOシネマズ川崎 2023年1月13日(土)

封切り二日目。 席数158の【SCREEN3】の入りは七割ほど。 ドラマ版は未見。しかし、通して見た人からは「随分と面白かった。映画化の企画は納得」との反応。 ならば、と足を向けた訳だが・・・・。 冒頭からテンポよく、今回の主人公である『坂間千鶴(黒…

そして僕は途方に暮れる@TOHOシネマズ川崎 2023年1月13日(土)

封切り二日目。 席数542の【SCREEN5】の入りは一割ほど。 もっともファンの人達は、舞台挨拶中継付きの回に行くだろうから、それが無い時の入りの悪さは、取り立てて不思議ではない。 自分達の世代であれば当該タイトルは『銀色夏生』の歌詞、『大沢誉志…

壁画教員22人展@東京藝術大学美術館 2023年1月8日(日)

【本館 展示室2】にて開催中の、先の展覧会の関連展。 タイトル通り二十二名の作品が並びその多くは{壁画}とは、あまり関係がなさそうで。 個人的に心が動いたのは{ステンドグラス}の数々。 『中野竜志』の〔ニワデンキ〕、『藤原俊』の〔御茶箱再彩〕、…

工藤晴也 退任記念展@東京藝術大学美術館 2023年1月8日(日)

【本館 展示室3・4】での開催 副題にある「OPUS MUSIVUM(オプス ムジヴム)」はモザイクのラテン語(学名)とのこと。 なるほど館内には、古のモザイク画を含む壁画をベースにした、多くの作品の写真が並んでいる。 基本、壁画が多いため、実物を持ってくる…

ドリーム・ホース@チネチッタ川崎 2023年1月9日(月)

封切り四日目。 席数154の【CINE9】の入りは五割ほど。 実在の競走馬「ドリーム・アライアンス」を題材にした物語りとのことだが、過去にもこのカテゴリーには感動作が多い。 競走馬を扱ったものなら見た目が悪く生まれたにもかかわらず引退後は種牡馬に…

山口規子 作品展@Sony Imaging Gallery 2023年1月7日(土)

「I was there.」とのサブタイトルは、作者が若かりし頃(とは言え、二十年ほども前)、欧州に旅し、そこで撮り留めたもの。 にもかかわらず不思議なことにモノクロームの画面に定着された人や風俗・景色は、昔の映画で観たような映像と寸分も変わらず。 農…

恋のいばら@TOHOシネマズ日比谷 2023年1月7日(土)

封切り二日目。 席数98の【SCREEN6】の入りは三割ほど。 直近で観た『城定秀夫』の三本〔ビリーバーズ〕〔夜、鳥たちが啼く〕の中では本作がもっとも出来が良いとの感想。 先ず、同監督の特性である女優の使い方の巧さが更に洗練。 露出度は低めも『玉城テ…

MOTコレクション@東京都現代美術館 2023年1月3日(火)

例年、年初の2日と3日は無料の日。 が、ここ数年は行けて無かった記憶。 今回のサブタイトルは”コレクションを巻き戻す 2nd”。 一般の入場料は500円。 タイトルにもある通り、コレクション展ではあるので、過去に同館で観た経験のある作品が多数。 勿論、初…

野口里佳 不思議な力@東京都写真美術館 2023年1月3日(火)

例年、年初の2日と3日は無料の日。 それも変遷があり2日は無料、3日は半額だったり、全館無料だったのが、一部無料になったりと。 今年は”プリピクテジャパンアワード”は元々無料だし、”星野道夫 展”は有料なので実体としての無料は標題展のみ。 ちなみに一…

プリピクテジャパンアワード@東京都写真美術館 2023年1月3日(火)

”プリピクテジャパンアワード”は過去に二回観ている記録。 うち一回は「@ヒルサイドフォーラム」だったか。 何れも無料の展覧会で今回も同様。 展示されているのは『新井卓、岩根愛、岡田将、 瀧本幹也、千賀健史、長沢慎一郎、中井菜央、水谷吉法』計八名…

2022年まとめ

◎行った美術展等の数147(前年-3) 開催される展覧会の数は戻って来てはいるものの、会期が長めにとられる傾向は変わっていないよう。 また幾つかのギャラリーの閉館や休業、移転もあり、企業はもっとメセナに力を入れて頂きたい。 ◎劇場で観た映画の本数…