RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

2022-01-01から1年間の記事一覧

東京長浜観音堂 2022年11月6日(日)

今シーズンの第三回会期は11月1(火)~30日(水)。 展示されているのは〔木造 地蔵菩薩立像(鞘仏/胎内仏)〕。 蓮の上に乗った黒檀のような色味の体躯は涼やかなお姿ながら、顔はややふくよか。 脇には白木の「胎内仏」も並べられ、後ろに回れば、背なの…

OPEN SITE 7|公募プログラム【展示部門】@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2022年11月6日(日)

【スペースA (1F)】では『菅実花』の〔鏡の国〕。 【スペースB(2F)】では『米澤柊』の〔名無しの肢体〕 【スペースC (3F)】では『Excitation of Narratives (EoN)』の〔話法の生成-Essay Filmの立地-〕 先の二つは~11月27日(日)まで、後の一つは~11月10日…

小柳景義展@UNPEL GALLERY 2022年11月6日(日)

アーチストの名前の前には、「第10回ArtistGroup-風-大作公募展 あいおいニッセイ同和損保奨励賞受賞作家」と付されている。 彼の作品は、其処彼処で頻繁に観かける記憶。 巨大な樹木や、巨石の上にジオラマの様に小さな人間が立つ。 描かれているのは何れも…

赤沼潔退任記念展−Rebirth−@東京藝術大学美術館 陳列館 2022年11月6日(日)

【陳列館】入り口前の通路に並んでいた贈花の数にも驚いたが、それにも増して【1階】~【2階】の階段に並べられていた、やはり贈り物の酒の量に驚かされる。 各段にびっしりと、更に踊り場を越えて上まで続く。どれだけの呑兵衛と認識されているのか・・・…

窓辺にて@109シネマズ二子玉川 2022年11月5日(土)

封切り二日目。 席数155の【シアター1】の入りは五割ほど。 愛しているハズの妻の浮気を知っても、怒りや嫉妬の感情が湧いて来ない自分に戸惑う男は〔ドライブ・マイ・カー〕でも描かれたコトの発端。 かと言って、意趣返しに自身も浮気に走るでもなく、…

YOSHINO ART CONNECT@スパイラルガーデン 2022年11月3日(木)

ローマ字で書かれていると、なんのこっちゃ?となるけれど、サブタイトルを見ると一目瞭然。 「吉野石膏美術振興財団在外研修助成採択者成果発表展」 「タイガーボード」で有名な、あの「吉野石膏」がこうした美術助成をしている、と。 なので、作品名や作者…

写真新世紀 30年の軌跡@東京都写真美術館 2022年11月3日(木)

やはりこちらも観ておかないと、画竜点睛を欠く。 「写真ができること、写真でできたこと」のサブタイトルは共通。 先の展示は、歴代グランプリ/準グランプリからのセレクション。こちらはそれにはかかわらず、計九名の作品が並ぶ。ほぼほぼ「優秀賞」も、…

MONDAYS@チネチッタ川崎 2022年10月29日(土)

封切り二日目(一部劇場では10月14日~先行公開)。 席数191の【CINE10】の入りは四割ほど。 今となっては日本を代表する超大企業の会長に納まっている方も二十数年前は一介の部長職だったわけで、ご当人と酒の席で話している時に週休三日になったら何曜…

天間荘の三姉妹@109シネマズ川崎 2022年10月29日(土)

封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは三割ほど。 「天間荘」は天上と地上の狭間に在る古風な宿屋。 そこは臨死状態にある人の魂が辿り着き、疲れを癒しながら、天上に旅立ち死を迎えるのか、それとも地上に舞い戻り再び生きる決意をするのかを…

写真新世紀30年の軌跡展@キヤノンギャラリーS 2022年10月22日(土)

「写真ができること、写真でできたこと」との副題が付されている。会期は~11月22日(火)まで。 キヤノンギャラリー 写真新世紀30年の軌跡展-写真ができること、写真でできたこと|キヤノン 同タイトルの展示は「東京都写真美術館」でも~11月13日(日)ま…

夜を越える旅@チネチッタ川崎 2022年10月23日(日)

封切り三日目。 席数138の【CINE3】の入りは三割ほど。 『小泉八雲』の〔骨董〕に収められた怪談の中の〔茶碗の中〕と題された一編。 特徴的なのはその終わり方で、突然途切れたように、ぽ~んと投げ出された終幕を迎え、その後については、読む者の想像…

コミテコルベールアワード 2022@東京藝術大学美術館 2022年10月22日(土)

「The beauty of imperfection」とのサブタイトルがが付されている。 【本館 展示室3、4】で~10月30日(日)までの展示。 コミテコルベールアワード 2022 -The beauty of imperfection- 展 | 東京藝術大学大学美術館 The University Art Museum, Tokyo Univ…

いつか、いつも……いつまでも。@チネチッタ川崎 2022年10月15日(土)

封切り二日目。 席数154の【CINE9】の入りは二割ほど。 ハートウォーミングなラブストーリー。偶然手にした一枚の写真に写っていた女性に恋し、たまさか彼女が目の前に現れたことからすったもんだがあり、最後は大団円を迎える、との。 プロットそのもの…

もっと超越した所へ。@TOHOシネマズ川崎 2022年10月15日(土)

封切り二日目。 席数335の【SCREEN6】の入りは二割ほど。 ここに四組のカップルが居る。 年齢はばらばら、住んでいる所も職業も異なり、一見何の関係性も無いようには思え。 しかし、ここには女性の方はしっかりと生計を立てているのにかかわらず、一緒に…

人間写真機・須田一政 作品展@FUJIFILM SQUARE 2022年10月8日(土)

【写真歴史博物館】で開催中。 「日本の風景・余白の街で」とも付されているが、それにしても「人間写真機」って・・・・!? とは言え、展示内容を確認すればそれも納得、三十点ほどの作品が壁一面に並べられ、過去に同所で見た中では、最多の数ではないか…

所蔵資料に見る1970年代の美術-Do it! わたしの日常が美術になる@国立新美術館 2022年10月8日(土)

「李禹煥展 関連小企画」とも書かれている。 資料と写真と映像を使い、1970年代の国内での{現代美術}を再発掘しようとの試み。 正直、華の無い展示内容とは思う。勿論、この時期の{現代美術}に興味のある人を除いてのハナシ。 とは言え、ここに展示され…

多摩美術大学学科交流プロジェクト@BAG-Brillia Art Gallery 2022年10月8日(土)

珍しく【BAG+1】【BAG+2】の両ギャラリーが展示に使われている。 ”日常の揺らぎ”が、本展のタイトルか。 【BAG+2】では主に{写真}{版画}等の平面が、 【BAG+1】では主に{工芸}が、 夫々展示。 『三村萌嘉』による三作品を面白く観た。 もっとも、背景…

写真展「占領と平和」@写大ギャラリー 2022年10月8日(土)

『川田喜久治、立木義浩、丹野章、東松照明、土門拳、中谷吉隆、平敷兼七、細江英公、森山大道』等の写真が、彼等或いは関係者が語る言葉と共に、七十数点が並ぶ。 その言葉は、キャプションであり、または壁に直接書かれていたり。 写真そのものは、占領下…

奥山加奈子展-雲間-@UNPEL GALLERY 2022年10月8日(土)

コロナ下の規制緩和も様々な場所に及び、例えば「写大ギャラリー」では、最早入館書への記入を止めにしている。 が、標題所ではいまだに継続中。もうぼちぼち宜しいんじゃなないでしょうか?なんといっても面倒だし。 それとも運営母体の保険会社特有の理由…

千夜、一夜@109シネマズ川崎 2022年10月9日(日)

封切り三日目。 席数118の【シアター5】の入りは三割ほど。 その島を初めて訪れた作家が、その大きさに驚き、小説に書き残している。 作家の名前は『太宰治』、小説のタイトルは〔佐渡〕。 まぁ無理もない。東京23区よりもなお大きい面積の島が日本海にぽ…

佐川梢恵、森野真琴展@ガーディアン・ガーデン 2022年10月8日(土)

「明日天国を離れる ― I leave heaven tomorrow」が実際の本展のタイトル。 一見、二人展のようにも取れるが、実際は、一人が実在で、もう一人は架空の人物との認識で宜しいか。 なんとなれば”第24回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展”、同展は個…

第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界@資生堂ギャラリー 2022年9月17日(土)

次に続く「2nd SEASON “QUEST”」までを入れて、本展のタイトルと言うことか。 会期は~12月18日(日)までと随分と長く取られ、計六名の作品が並んでいる。 椿会特設ページ│第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界 2nd SEASON “QUEST”│SHISEIDO GALLER…

イメージ・メイキングを分解する@東京都写真美術館 2022年10月1日(土)

本展も「都民の日」の恩恵で無料で鑑賞。ちなみに一般の入場料は700円。 展示内容がかなり特殊な為か、【B1F】の展示室は更に多くの人が足早に出入りする。 まぁ、判らんでもないが。 五つのパートで構成され1.映像装置2.コンピュータによる「美」の分解3.描…

マイ・ブロークン・マリコ@TOHOシネマズ川崎 2022年10月2日(日)

封切り三日目。 席数240の【SCREEN7】の入りは二割ほど。 直近で公開された〔やがて海へと届く〕に近似のテイスト。 それは仄かに香る「百合」であり止めようもない喪失感であり{ロードムービー}らしい、移動と出会いを経た再生。 とは言え本作、内包し…

見るは触れる@東京都写真美術館 2022年10月1日(土)

本日は「都民の日」で、都内の各種施設が無料若しくは割引で入場が可。 標題館は開催中の二つの展覧会が無料となっている。 ちなみに通常であれば、一般の入場料は700円。 とは言え、事前の入場予約を入れた方が良いコトに気付いたのはほんの数日前。既に融…

3331 Arts Chiyoda 2022年9月25日(日)

幾つかの展覧会が開催されている中で、目に留まった ”アキバタマビ 21 第100回展覧会「踏み倒すためのアフターケア」” ”3331 GALLERY #044 3331 ART FAIR recommended artists 金子未弥 個展「未発見の小惑星観測所」” に、ふらりと足を踏み入れる 前者の会…

細谷巖 突き抜ける気配@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2022年9月17日(土)

「Hosoya Gan-Beyond G」との、サブタイトルのようなものが付されている。 【一階】【地階】共に、作家の作品が多数並ぶ。 プロフィールを確認すれば、随分と長期にわたり業界で存在感を放つだけあり、目にしたことがあるものが多い。 とは言え、最も目を惹…

八木マリヨ・八木夕菜 『地殻を辿る』@ポーラ ミュージアム アネックス 2022年9月17日(土)

ゲストキュレターにより結びつけられた二人展。 アーチストは二人とも、地球そのものに対して強い興味を抱いているよう。 おそらく創世期の地球は、今回の展示で多く見られるような、荒涼とした殺風景な場所だったのだろう。 勿論、誰一人として実際に見たこ…

うるしのかたち展2022/アジア漆の造形と祈り@東京藝術大学美術館 陳列館 2022年9月25日(日)

【1階】では”アジア漆の造形と祈り”展が~10月4日(火)まで、【2階】では”うるしのかたち展2022”展が~10月5日(水)までの会期で開催。 この一日のずれがなんとも微妙だが、次回展への都合だろうか。 何れにしろ、館内は大層な混雑。おそらく本日が最終日の”…

Dream Boat@キヤノンギャラリーS 2022年9月17日(土)

”百々俊二・新・武 写真展”とのサブタイトルは父親と二人の息子による写真展。 三代とか、夫婦でとのケースは時として見かけるが、それに兄弟が足されるのは珍しいかも。 館内は、周囲の壁にぐるりと子供二人の作品が、その中心に父親の作品が配される仕様。…