RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Red@109シネマズ川崎 2020年2月24日(月)

封切り四日目。 席数118の【シアター3】の入りは四割ほど。 素封家の一人息子と結婚し可愛い娘も授かり傍目には何の不満も無いように見える『塔子(夏帆)』。 しかし心の奥底には、得も言われぬ小さな不満の数々が澱のようにわだかまっている。 そんな折…

名もなき生涯@TOHOシネマズ川崎 2020年2月24日(月)

封切り四日目。 席数112の【SCREEN8】の入りは八割ほど。 2011年の〔ツリー・オブ・ライフ〕、翌年の〔トゥ・ザ・ワンダー〕に比べれば遙かに分かり易い一本。 本編は、事実を基にした物語り。 第二次大戦のさ中、独逸と同盟を結ぶオーストリアに住む農夫…

スキャンダル@チネチッタ川崎 2020年2月23日(日)

封切り三日目。 席数244の【CINE7】の入りは八割ほど。 例によって実際の出来事を基にしている一本。 しかも自社の女性職員に対してセクハラをしたFOXニュースのCEO『ロジャー・エイルズ』の死後僅か数年で作品に仕上げてしまうハリウッドの迅速さ…

昭和ガレージボックス@Bunkamura Gallery 2020年2月22日(土)

会期は~2月26日(水)まで。 www.bunkamura.co.jp 「高度経済成長時代に台頭したカウンターカルチャー-昭和40年代を中心に」とある様に、往時のポスターをメインにした展示でプライスもきっちり表示、中には赤丸シール付きも。 ポスター類の殆どは、以前…

大阪万博50周年記念展覧会@T-ART HALL 2020年2月22日(土)

1964年の東京五輪、1970年の大阪万博。 何れも戦後日本のメルクマーク的イベントも前者の記憶はうっすら、一方、後者は片田舎からも見物に行った人間は多々おり、土産話を羨ましく聞いた記憶。 そんな催しからはや五十年、更に五年後には同地で再びの開催予…

第12回恵比寿映像祭@東京都写真美術館 2020年2月22日(土)

23日(日)が最終日。 今回のお題は「時間を想像する」。 元々、写真や映像による表現は「時間」という概念と相性が良いと思われなぜ今まで取り上げられなかったのかが不思議。 もっともあまりに突きつめると観念的になり過ぎて何を言いたかったのかがさっぱ…

九つの音色-Reflection-@LIXILギャラリー 2020年2月8日(土)

”クリエイションの未来展 第21回”は『宮田亮平』監修による標題展。 最早、お馴染みの内容ね。 タイトル通り九名の作品が展示。 自身の作品を入り口正面に据え、壁沿いにぐるっと他の出展者の作が並ぶ。 今回は珍しいことに{書}がある。あと、{硝子工芸}…

河口洋一郎 生命のインテリジェンス@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2020年2月8日(土)

元々、海外からの来館者が多いイメージの標題施設だけど、昨今の情勢を反映してか、自分が訪問時に来場者は疎ら。 それとも映像主体の展示内容のせいかしら。 【一階】には平面と映像作品、【地階】には立体と映像作品。 その何れもが、魚や蟹等の在来生物を…

グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇@109シネマズ川崎 2020年2月16日(日)

封切り三日目。 席数172の【シアター4】の入りは七割ほど。 主演作品としては2008年の〔接吻〕だが、彼女にとってのメルクマークとなったのは2011年の〔八日目の蝉〕と確信。 助演ではあるものの、この人いつからこんなに上手くなったんだろうと随分と驚…

ハスラーズ@TOHOシネマズ日比谷 2020年2月15日(土)

封切り八日目。 席数98の【SCREEN3】は九割方の埋まり具合。 本作の舞台となったのはサブプライムローンが不良債権化したことによるリーマン・ショックにまつわる混乱の時期。 その二十年前、バブルの絶頂と崩壊の前後で、日本でも同様の狂乱が繰り広げら…

影裏@TOHOシネマズ上野 2020年2月15日(土)

封切り二日目。 席数97の【SCREEN1】は四割ほどの入り。 原作となった『沼田真佑』の短編小説は未読。 しかし「芥川賞」受賞だしwiki先生によると「高い技巧と洗練された文章とが交差したことにより、人間の心の内面や現代社会が抱えるテーマを巧みに取り…

1917 命をかけた伝令@TOHOシネマズ日比谷 2020年2月14日(金)

本日初日。しかも朝イチの初回。 席数257の【SCREEN9】の入りは七割ほど。 1917年と言えば「第一次大戦」も終盤。独逸軍は西部戦線で守勢となり、一部では撤退も。 しかし後退したと見せ、実際は偽計を巡らせ、地の利を得た場所で待ち伏せ追っ手を叩…

山内萌 展@ガーディアン・ガーデン 2020年2月8日(土)

湯呑ともパイナップルとも達磨落としともつかない摩訶不思議な造形物の上に唐突に顔が現れる。 現実だったら悪夢だけど、アートの世界ではアリアリでしかもなんともユーモラス。 そんな作品が会場のあちこちに点在。 中には梁の後ろや天井に近い場所に置かれ…

嘘八百 京町ロワイヤル@109シネマズ二子玉川 2020年2月11日(火)

封切り十三日目。 席数84の【シアター4】はほぼほぼ満席。 続編ができるのは、前作がそれなりに評価され興収もあったということか。 ただ個人的には、さほどの快作とは思えなかったのだが。 jyn1.hatenablog.com 「コンゲーム」を「信用詐欺」あるいは「詐…

キャッツ@109シネマズ二子玉川 2020年2月11日(火)

封切り十九日目。 席数101の【シアター8】は満員の盛況。 以前のブログでも書いたけど jyn1.hatenablog.com 「劇団四季」の舞台版は三十年前と昨年で計数回を観ており、あくまでもそれをふまえての今回のレビュー。 オーバーチュアーが流れ車から放り出さ…

ヲタクに恋は難しい@109シネマズ木場 2020年2月10日(月)

封切り四日目。 席数315の【シアター3】の入りは一割ほど。 漫画の原作宜しく、先ずはヲタクの在り様をネタにしたエピソードが語られる。 そしてそのパートの〆として、モノローグを歌詞に仕立てミュージカルっぽく撮ったシーンが添えられる。 これで一つ…

写真家、林忠彦の金座@ノエビア銀座ギャラリー 2020年2月8日(土)

『太宰治』の一葉で有名な『林忠彦』の名前が目に入ればできるだけ行くようにしているたとえ展示が、以前に観ている内容と近似の可能性が高いとしても。 本展で並んでいるそれはトリミングを施されていないバージョンで『太宰』の斜向かいには話しかけている…

ポスター黄金時代@たばこと塩の博物館 2020年2月8日(土)

新聞に掲載されていた割引券を利用し一般入場料100円のところを50円で。 「たば塩コレクションに見る」とも冠されているので、よく考えれば同館お得意の煙草関連と推測はつきそうなもののあまり考えを巡らすこともなく訪問したら、あっそうなんだ、と。 江戸…

第18回 NAU21世紀美術連立展@国立新美術館 2020年2月7日(金)

移動の中途で少々時間が空いたので、何か(タダで観られる)催しはないかな、と当該施設に入った途端に目に入った標題展。 過去にも何度か観た記憶があるのは何れも”DOMANI”からの流れだったかと。 「NAU」=「New Artist Unit」とのことで団体のW…

写真家・岩宮武二@FUJIFILM SQUARE 2020年2月5日(水)

【写真歴史博物館】で~3月31日(火)まで開催。 fujifilmsquare.jp 実際のタイトルは前後に「日本の美を追い求めた」「京のいろとかたち」と付されている。 並んでいる三十点弱は何れも、京都で撮られたもの。 景色だけにとどまらず、庭の情景や仏像、はた…

武蔵野美術大学 卒業・修了制作展 2019@Spiral Garden 2020年2月2日(日)

諸事情により、”藝大 卒展”に行けなかったのは残念で。 なので本展が自分にとっては今シーズンでお初の”卒展”。 「工芸工業デザイン学科 クラフトデザインコース」限定で前期が{陶磁・テキスタイル}、後期は{木工・金工・ガラス}。会期は~2月4日(火)ま…

GRAFFITI STREET ストリートアートの40年@Bunkamura Gallery 2020年2月2日(日)

「バンクシー ビフォーアフター」とも記されている。 どんな展示になるんだろうとワクワクしながら足を運べば、なんのことはない{リトグラフ}類の多い即売会。 中には印刷の上にステンシルを重ねた作品も。 ドローイングもあるが、基本はエディション付き…

バッドボーイズ フォー・ライフ@チネチッタ川崎 2020年2月1日(土)

封切り二日目。 席数488の【ACINE12】の入りは四割ほど。 『ウィル・スミス』を一躍スターダムに押し上げた『バッドボーイズ』の続編『バッドボーイズ2バッド』の更に続編(笑)。 エピソード自体は『マイク』の過去が鍵ではあるものの、こういった続き物…

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密@チネチッタ川崎 2020年2月1日(土)

封切り二日目。 席数290の【ACINE4】の入りは九割ほど。 恒例の謎解きのシークエンスが始まるまでは随分とやきもきしながら画面を注視していた。 名探偵として登場した『ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)』にそれらしい片鱗がちっとも見えないのが主…

AI崩壊@チネチッタ川崎 2020年2月1日(土)

封切り二日目。 席数407の【ACINE11】の入りは五割ほど。 先にプロローグがあり本編が始まる。 ところが冒頭の、しかもかなり早い時間帯で犯人・動機・黒幕の何れも察しが付いてしまう。 しかも、無実で追われるのは〔逃亡者〕以降も度々だし未来の監視社…

無形にふれる@ポーラ ミュージアム アネックス 2020年1月26日(日)

「ポーラ伝統文化振興財団40周年記念展」との冠付き。 www.mukei.art 当該財団が{伝統工芸}{伝統芸能}{民俗芸能}の分野から各二点ずつを選んでの展示。 {芸能}からは「能」と「京舞」。前者は面や装束、後者は扇。 面については直に触れられる工夫も…